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by thistimelastyear
Arriving
2008年11月1日

ドバイからカサブランカまで。
地中海の南岸に沿って、飛行機は進む。

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去年、ヨルダンに来たときもそうだったが、
世界地図というのは、日本ではあれだけ机にかじりついても覚えるのに時間がかかるのに、
その土地に来ると、すっと頭に入ってくる。

モロッコの東がアルジェリア、その北東チュニジア、その東にリビア、その東がエジプト。
モロッコの南が西サハラ(現在はモロッコ領ということになっている)、その南がモーリタニア、その東がマリ。マリにはあのトゥンブクトゥがある。

機内のテレビで確認すると、本当に飛行機が海岸線を縫うように飛んでいる。
ドバイからの便でカサブランカに向かうので、乗客はほとんどムスリムの人たちっぽい。
眼下には褐色の大地、アフリカ大陸がひろがっている。

そうこうしているうちに(8時間)、カサブランカのモハメド5世空港へ着陸態勢に入る。
来る前から聞いていたが、このところカサブランカは雨続きらしい。

11月1日も、カサブランカは雨だった。
現地時刻13時
意外とさむい。
灼熱の太陽と、あおい空を少しは期待していたのだが。

飛行機を降り、税関を抜ける。
税関では係員に、「おはよう、こんにちは、ありがとう、ようこそ」と日本語で言われる。
警官もいたが、荷物検査もすんなり。
とてもクールな警官で、
"Merci, monsieur"
と言われる。
なんかへんな気分だ。ここはフランスではない。

さて、と。

ここからは誰も連れてってくれない。
マラケシュまで鉄道で4時間半。
幸い、空港の地下に鉄道駅があるのだ。
しかし、移動、移動、移動、移動。
ひたすら移動。
by thistimelastyear | 2008-12-01 23:37 | モロッコ
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