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カテゴリ:日本( 6 )
福井県敦賀市水島
ゴールデンウィーク最終日に、福井県は敦賀にある水島にいってきた。
ここへ来るのは、2回目だ。
去年も今頃きた。

水島は無人島。
夏になると海水浴場になり、大勢の人でにぎわうらしい。
水島の対岸にある、色浜というところから渡し船をだしてもらった。

野良猫がゆっくりあるいていた。のんびりとした漁港だ。
ボートに乗って、水島へ。右手に見える砂浜のある島が水島だ。
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上陸して、15時に迎えに来てもらうようにお願いする。
僕ら以外にだれもいません。

来る途中に市場で買った、新鮮なモンコウイカを網であぶって醤油をかけて食べる。
ビールもうまい。

海がとてもきれいだ。

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島の向こう側は磯になっていて、泳げる感じではない。
でも、松林があり、ここちよい木陰を作っている。
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ぼくらがのんびりしていると、対岸がからボートでやってくる人たちがいた。

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ブラジル人カップルだった。道を走っていたら、たまたま水島が目に入り、
「こりゃやべえぜ」となったらしく、
車を止めて、急いでボートをふくらまして、水島までやってきたらしい。

さすがはラテン系。危険なんか顧みず、目的に突っ走る姿がかっこいい。
彼らは上陸するやいなや、BBQの用意をしはじめて、
30分もしないうちにステーキを焼き始め、僕らもいただいた。
ふたりはポルトガル語と片言の日本語しかはなせなかった。

そうこうしているうちに、迎えの船が来る時間に。

彼らには「もっとゆっくりしていったらどうか」となんどもひきとめられたが、船頭のおじいさんに申し訳ない。
またゆっくりくることにする。

またきた船路をもどる。
色浜へ。

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水島は何度きてもいい。
夏は海水浴でにぎわうらしいが、夏にはきたくないかな。
夏の前か夏の後にきたい。

また来た道を戻る。
京都へ。

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by thistimelastyear | 2008-05-18 22:59 | 日本
ウミネコ
先々週末に,仙台・平泉に行ってきました。
仙台は生まれて2回目。

金色堂とか間欠泉とかいろいろ見たけれど,
松島の遊覧船でウミネコと並んで走れたのが感動でした。

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鳥とは,よく見ると不思議な生き物だなと思います。

とはいえ,やたらと伊達政宗を身近に感じることの出来た旅でした。
瑞宝殿で,伊達家の棺の発掘作業をビデオで鑑賞しました。
やっぱり昔の戦国武将はちゃんと鎧兜を着て,相手を威嚇するための鬼のような面をつけて,えいやーと戦っていたのだなと,戦国時代にロマンをはせました。
たかが400年ほど前の話。
100歳の人が4人生きただけの間です。

時代の流れはすごいなぁと思います。
この日本のどこを探しても,鎧兜を着て,相手を威嚇するための鬼のような面をつけて,えいやーと戦っているような人はもういないのだから。

どこかの山奥にいるのか。

帰りに仙台駅から東北新幹線に乗り込むとき,青森方面から乗ってきたおっちゃん・おばちゃんでいっぱいだったのですが,車両に入った途端,硫黄の匂いがしました。

あと,このサイトの一番上にいる,キャラクター,「むすび丸」はかわいいです。
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by thistimelastyear | 2007-11-14 18:33 | 日本
養老、郡上八幡、下呂
朝8時30分に京都を出て、車で岐阜の養老天命反転地、つづいて郡上八幡、標識に「下呂」とでいたので、ノリで下呂温泉に行ってきました。京都に帰ってきたのが0時。かなり道が空いていたので、帰りは郡上八幡からぶっ飛ばして3時間で帰って来れました。総走行距離600キロ。

養老天命反転地は、夏は危険です。暑すぎる!でも、不思議な空間です。「切り閉じの間」が面白い。


郡上八幡では、日本百名水の1番目、「宗祇水」を、持って行った3リッタータンクに詰め込みました。甘い、うまい。
2年前の冬にスノボにきたときに、このあたりの水を飲んでカルチャーショックをうけました。


また、有名な、吉田川への飛び込みも見物しました。

郡上八幡をぶらぶら走っていたら、「下呂」の標識が。行かないわけにはいきません。意外と近く、郡上八幡から山道を1時間でつきました。カーナビなどないので、高校生の時にもらった古い古い道路地図を頼りに。
改めて思うけれど、「道」ってすごい。町と町が繋がっているんだなと実感しました。
下呂は、谷間の温泉街で、思いがけず温泉気分を味わえました。それにしても足湯熱すぎ!
そこからまた郡上八幡へ戻り、これもたまたま見られる時間に戻ってきたため、かの「郡上踊り」を目の当たりにすることができました。
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これはぜひ踊りのためにここに来たい。
老若男女、地元の人、観光客、日本人、外国人を問わず、みんなが踊り狂っています。すごい面白いです。幸い、9月上旬までやってるので、興味がある人は行ってみるがいいです。
ちなみに写真にある「かわさき」とは踊りの名前です。他にもいろんな名前の踊りがあります。
櫓という名前のDJブースにのった、お囃子手という名のDJが、道路という名のフロアの温まり具合を見計らって、違う踊りをミックスしたりします。DJ good jobならぬ、DJ郡上。

途中で鍾乳洞の看板をいくつか見たので、それも興味深い。

ディープ岐阜。かなり岐阜を堪能しました。
ギフアップ
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by thistimelastyear | 2007-08-20 16:32 | 日本
水島
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日曜日に、福井県敦賀にいってきた。
好きな小説、絲山秋子の「海の仙人」の舞台になったところ。
161号線を北上、1時間半くらいで敦賀に着く。
京都から意外と近いんです。

昼頃に着いたので、知る人ぞ知る「ヨーロッパ軒」でソースカツ丼定食を食べる。創業70年、キャッチコピーは「まごころとおいしさは北陸で2番」、福井県でカツ丼というと、ソースカツ丼のことらしい。
敦賀の町には人っ子一人歩いていなかった。店のシャッターも閉まりっぱなしのところが多い。高校生の時に、京都から原付で来たことがあるが、そのときもこんなイメージだった。しかし、この雰囲気もいい。
ヨーロッパ軒へ足を踏み入れたとたん、…
この軒はまた後日。題名のこととはかけはなれた、ネタ的なことになってしまうので。

腹ごしらえをした後、日本三大松原のひとつ、気比の松原へ。風が強かったが、海はとてもきれいだった。海水浴にはまだだいぶ早い。波打ち際では家族連れが遊んでいる。遠くには、原発が見えている。そらにはトンビが飛んでいた。

その後は、敦賀湾の奥にある、岬を目指し車を走らせる。途中、右手に、海に浮かぶ小さな島が見えてきた。まもなく色浜という集落に着いた。
あの島は何を隠そう、小説の中にも出てくる、「水島」だ。
見てしまえば行きたくなる。前にネットで調べているときは、夏の間しか渡し船が出ていないようだった。
誰もいない色浜の漁港で友達3人とぶらぶらしていたら、一輪車を押したおじいちゃんが現れた。
「水島に行きたいんですけど、船はないですよね?」と、船を出しなさいと言わんばかりの口調で訪ねた。
「船はないけんども、ごにょごにょごにょ…」

船を出してくれるらしい。
おじいちゃんは、
「ほな、船だすから、あの桟橋のところにいっといて」と言った。
10分ほど待っていると、漁師仲間のおっちゃんを連れてきた。こちらはまぁまぁ若い。といっても、50歳くらい。
4人で行っていたので、2人2人に分乗する。本当に小さな船だ。大波が来れば転覆しかねない。公園の池に浮かんでそうなボートにエンジンがついている。
いざ、沖に浮かぶ無人島、水島へ。
10分ほど沖へ行くと、水島は目の前だ。海水浴シーズンになると、水島も人でごったがえす。しかし、この時期はまだ掃除もされておらず、漂着物だけがごろごろところがっている。
おっちゃんは言った。
「じゃあ、3時半にまた迎えにくるから。あっちの方が白い砂浜になっとるんだわ」
おっちゃんとおじいちゃんは、ボートに乗って港に戻っていった。




無人島だ。今は4人いる。
いろんな漂着物がある。ポリタンク、サンダル、流木。
あまり見たことのないような植物も生えている。

波打ち際に、死んだ白い鳥がいた。場所は違うが2羽いた。体が半分砂に埋まっている。波が寄せるときには、潮に洗われている。不思議とグロテスクなものは感じない。都会の道路で無惨に死んでいるのではなく、砂に埋もれて死んでいる。文字通り土に帰っていこうとしている。

歩いていると、今度はマグロくらいの大きな魚らしきものが打ち上げられている。しかし、よく見るとくちばしのようなものがある。
イルカだ。イルカが死んで、打ち上げられている。
陸で死ぬイルカ。

海は本当にきれいだった。エメラルドグリーンに輝いている。

少し進むと、大きな骨があった。何の骨だろう。こんな大きさの頭蓋骨を見たのは初めてだった。下あごの骨はない。
動物の骨だ。潮に洗われて、とてもきれいになっている。グロテスクさは全くない。


あと一ヶ月もすれば、海開きが行われて、この水島も人でごったがえす。その人の足下には、たくさんの動物の骨が埋まっているかもしれない。

3時半にまた桟橋に戻ると、遠くからおじいちゃんとおっちゃんがこちらへ向かってボートを走らせてきた。

おっちゃんに、「すごいきれいでした。シーズンオフに水島に来る人っているんですか?」と尋ねたが、エンジンの音にかき消され、おっちゃんの耳には届いていない。友達がかわりに聞いてくれた。
「いやー、いいひんなー。あんたらが初めてやわ」

港についたら、
「夏になったら、また来てな」
とおっちゃんが言ってくれた。腰が90度にまがったおばあちゃんもいた。
「今日は風も強いし、寒かったでしょう。また夏に来てください」と言ってくれた。

もっと奥にある、日本人のみで建設された最初の西洋式灯台らしい、立石岬灯台にいった。小高い山を30分ほど登るとそこにあった。

帰りに、原発の近くも通った。警備が物々しい。警備員がこちらをじろじろ見ている。

夏の終わりにまた来てみたい。
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by thistimelastyear | 2007-05-17 16:18 | 日本
tokyo
7月いっぴ

一泊二日で東京いってきた。仕事半分,遊び半分。あいにくの,雨。

羽田から,直接東京都現代美術館へ。清澄白河の駅からは結構離れている。
印象に残ったものをいくつか。
Ron Muek 「in bed」
 浮き出た血管や,目の濁り,白髪,肘のしわ,シーツのしわなど,すべてが実物そのもの。当たり前だが,どんなに細かく見ても非の打ちようがない。寝る前のひとときなのか,女性は何か考え事をしている。何かとてもプライベートな時間を見ているようで,凝視していてはいけないような気にもなる。
 じっと見つめていると,自分の視界に映るものが,腕だけになったり,顔だけになったりする。今,自分の視界に自分の腕だけを映そうと思えば,かなり近寄って見ないとそうはならない。しかし,この巨大な作品を見ていると,物理的には自分は近寄ってはいないのだが,自分が小さくなったというか,まるで自分の身体全体が自分の目になったような錯覚におちいる。しかし,ふと自分の視界の中にいる他の鑑賞者を見て現実に引き戻されると,作品の巨大さを改めて実感することになる。
 もし,自分以外に誰もいない場所でこの作品と一対一で対峙することになれば,「大きさ」とか「見ること」,「リアル」とかいった意味が何なのかよく考えることができるような気がした。「本物よりもリアル」というと,陳腐なコピーに聞こえるが,本物をここまで凝視する機会がなかったため,まさに「本物よりもリアル」に思える。

Dennis Oppenheim 「テーブル・ピース」
 まず音の出るインスタレーションなので,直感的に「面白い」と思った。20mくらいの長いテーブルの端と端に,白と黒のタキシードを来た人形が坐っている。テーブルは,黒い人形がいる方は黒,白い人形がいる方は白になっており,それぞれに向かってグラデーションになっていて,ちょうど真ん中はグレーになっている。その時は人形が何と言っているか分からなかったが,「why?」「why not?」と言い合っていたらしい。これは作者のアイデンティティーを表しているらしいが,分からなかった。音が被さったり,ずれたり,共鳴したり。直感的に面白い。

William Kentridge 「Stereoscope」
 政治的な内容も含まれている作品だったが,黒と青で構成されるアニメーションが面白かった。小さい子どもたちが見入っていた。2回も見た。

Artavazd Pelechian「我々の世紀」
 スペースシャトルの打ち上げや,飛行実験,戦争。色んな場面がつなぎ合わされている。ゴダールがずっと彼のことを押していたらしい。2回見たかったが,時間がなかった。

Rinko Kawauchi 「キュイキュイ」
 この作品は,かなり日本的なものに依っていると思ったが,カルティエはどういう基準で選んだんだろう。でも,とてもプライベートな写真のスライド。自分の身内だからこそ撮れるようなものがたくさんあった。音楽もあったので,映画のよう。家族の絆。よかった。

その日がたまたまだったのかはわからないが,美術館には小学生か中学生かが誘い合って,美術館に見に来ていた。サンダル履きで。東京って,美術館がすごい身近な存在なのかなぁと思った。

前に日記に書いた「ガージェリー」も飲んできた。ガージェリーの会社の方に教えて頂いた広尾の「Cafe de pres」と,汐留の第一ホテルのバー「traxx」。美味しい。エステラとスタウト両方飲んだ。ごくごく飲む感じではない。ゆっくりと楽しめる。グラスがかっこいい。カフェデプレのサーモンサンドもすごい美味しかった。エステラとすごく合います!行ける人行ってみてください。
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夜,増上寺と東京プリンスホテルの間の細い道をタクシーで通った時はすごかった。「うわー」と思わず声が出てしまった。黒い木々の間からライトアップされた東京タワーが見えた。こんなんが毎日見れるのは羨ましい。きれい。見上げる建物。

たまに行っただけでは,移動とか交通手段のことばっかりに頭を使ってしまって,ゆっくりと満喫できないと思った。

帰りは,「ぷらっとこだま」プランで4時間近くかけて帰ってきた。これくらいの時間で行くのがいいのかもしれない。各駅停車で。距離と実際の時間と徐々に近付いていることに対する心構えという点で。浜松で駅弁を買った。初駅弁。


だんだんと東京の地理感覚がわかってきたような気がする。
今まではどこに行くのにも渋谷始まりじゃないとわからなかったが,今回は渋谷には1回も行かず。
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by thistimelastyear | 2006-07-03 15:53 | 日本
友達のバイクで走り出す
3連休に突入しています。
 この3連休がなかったら,先週の暴挙はなかったと思う。
 そもそも暴挙とは,友達が買ったばかりのSR(バイクの名前)を横浜から京都まで乗って帰ってきて,またそれにのって横浜に帰る予定だったのだ。しかし,台風が東京を襲っているということでバイクを京都において新幹線でかえってしまった。そこで何か刺激がほしかったのか,血迷った僕は
「帰りの新幹線代出してくれるんやったら,乗っていったんで」
と言ってしまったのだ。友達は申し訳なさそうだったが,今思うとその返事には「渡りに船」感が大いにあった。あと,友達が横浜トリエンナーレに出展しているのでそれを見に行くという目的もあった。

 9月30日(金)17:30
 残業せず,帰り際に「東名高速 横浜町田」周辺の地図をmapionでこっそりプリントアウト。

 9月30日(金)22:00
 自宅を出発。服装は冬。
 外は秋。
 京都南インターに向かう。以前,これまた友達のバイクを仙台まで乗っていく試練の時(そのときは名古屋まで高速で,そこからフェリーに乗った)に,高速道路上でガス欠するというドライバーにはあってはならない失態を犯したのだ。そのときは,会員に入っていなかったため,JAFでガソリン5リッター15000円取られるという愚行をした。
 その二の舞にならないよう,ガソリンを高速入り口で満タンにした。入り口でチケットを取り,名古屋方面に。予想以上に風が強く,いきなりへこんだ。風よけのためにと,普段つけないゴーグルをつけていたが,視界がせまくなってうっとしくて,最初のSAで取った。というか,取ろうと思ったら,ゴーグルのツルの部分が折れた。捨てた。

 頭の中に日本地図が浮かぶ。まだ4分の1も来てない。大学の後輩が待ってる,中継地点浜松SAまでどれくらいかかるのか,予想もつかない。
 明らかに風が強くなっている。トラックも増えていく。最初は張りきって120キロくらい出していたが,来ていたジャケットのフード部分が,ドラッグカーレースで急停止するためのパラシュートのようになり,首が後ろに持っていかれる。このままでは首がもたないと思い,90キロくらいに落としていった。30キロ違うと,風当たりが全然違う。その代わり,トラックからの扱いも全然違う。
 あおられる。
 ゆすられる。
 幅寄せられる。
 かと言って,スピードは出せない。首がやられるから。
 あたりは闇。飛ばしたいけど飛ばせない。
 果てしない葛藤。
 2時間くらい走ったか。伊吹SA(まだ!)というところで休憩。自販機で抹茶カフェオレを飲む。時間が遅すぎて店は全部閉店。駐車場で,学生らしき団体が,車から降りてきてワイワイ楽しそうにしゃべってる。
 バイクに屋根がほしい。
 屋根があるからあんなにワイワイ楽しくできるんや。
 せめてヘルメットに風防でいい。
 いったん止まると,急に寒さを感じるようになるので,また出発。山を越える道のようで,坂が多い。ここから,名古屋を超えるあたりまでは,ひたすら真っ暗で景色も見えない。記憶にない。たぶん寝ていたのではないと思う。
 名古屋が近づくと,中央道・東名とかのジャンクションの表示が出てくる。今まで標識には「名古屋」君しかいなくて,彼の体重もどんどん減っていってたのに,そこに新人の「静岡」君が急に現れた。
 120キロ。
 重い。
 遠い。
 どこまで一緒にやっていかなくてはいけないのか。静岡をなめてはいけない。お茶の生産量だけじゃないのだ。
 横に長すぎるのだ。
 たぶん横の長さにかけても日本一じゃないか。高知,新潟がいい勝負するか。
 どうでもいい。
 景色も真っ暗,風はびゅんびゅん。徐々に眠気もやってきた。風の刺激があるから寝むくならないとか思ってる人もいるかも知れないが,同じ刺激が何時間も続くと刺激も無いに等しい。まぶたが落ちてくる。
 浜松SAに近づいてるので,最寄りのSAに止まって,後輩に電話する。出ない。それもそう。23時頃に着くと言ってたのが,今午前3時。どんな頭が23時に着くなんてはじき出したのか。23時なんてまだ滋賀県。しかたなく,
 「もうすぐ浜松SAに着くけど,こんな遅くなると思わへんかったー。今回は残念やけど,また京都来る時会おうよ」
 とだけメールを送っておいた。
 全行程の3分の2くらいに来てるという感触はあった。9月の最終日だが,めちゃくちゃ寒かった。仕方ないので,持っていたレインコートを着て,その上からジャケットを着た。寒くなかったらどんな格好でもいいと思った。
 ただひたすら走る。「静岡」君も軽くなってきた。これで静岡も出れるなぁと思っていた矢先,刺客「沼津」君がやってきた。どの当たりかよくわからないが,静岡県の地名だということはわかる。それもかなりあったと思う。
 めっちゃへこんだ。そこから標識がすごいうっとうしくなった。どうせ走ってたら着くのに,なんで「あと何キロ」とか書くねん。エレベーターとかも,今何階にいるとか表示するから待ってる人がイライラするねん。何やったら,嘘でもいいから「東京60キロ」とか書いてほしい。それか,クイズとか。
 『「急がば□れ」□に入るものは何?答えは次の標識に!」とか。
 どうでもいい。
 急にトンネルが多くなる。トンネルは風が弱くて暖かいので,いい。でも,出る瞬間に突風が吹く。怖い。バイクごと足払いされるような風が吹いてくる。あたりをみると,すごい高いところを走っていることに気づく。高所恐怖症ではないが,急に怖くなってきた。おまけに眠気がどんどんくる。近くにSAはないし,どうしようかと思った。一瞬だけまぶたが落ちた時に,ジェットコースターに乗ってるような気分になった。現実と夢がクロスフェードしていく。フェーダーが常に真ん中にあるような感じ。眠くならないように,叫んだ。何を叫んだかわからない。
 SAでガソリンを入れる。店員に「かっこいいバイクっすねぇ!」と言われるが,「はぁ…」としか答えられず。
 空が白んできた。そのまま本線に戻ろうか,ちょっと仮眠しようか迷って,仮眠を選んだ。ベンチに横になって,10分くらい寝た。
 いや,寝てない。寒すぎ。寝られません。ブラックコーヒーを一気飲みして再び。
 ようやく太陽も昇ってきて,暖かくなってきた。太陽とはなんと素晴らしいのか。由比ヶ浜というところに休憩所があって,ちょうど朝日が出てきたとこだったので,写真を撮った。写真を撮る元気もでてきたのだ。
 ようやく,目的地「横浜町田」が出てきた。うれしかった。そこからも長かった。道はただただだだっ広く,景色も変化がない。ゴーストタウンに向かっているような感じがして,首都方面に向かっている感じがしない。ハーレーに乗ったオッサン軍団が横をかすめていく。うっとしい。全部のバイクに風防がついてる。
 海老名SAという大きなSAに着く。目的地に一番近いSA。時計を見ると,朝の8時。もう少し。9時までにつきたい。
 「横浜町田」につく。
 ウィンカーを左へ。
 高速を降りる時に,「よっしゃー」と言った。

 途中はしょって書いたつもりはないが,本当に記憶がない。景色がずっと真っ暗で同じだから,記憶のチェックポイントが無いのだ。
 もう絶対やりません。人間の体は時速100キロの風に耐えられるようにはできていない。
 後日談で,この暴挙のことを友達に言ったら,「10万もらっても嫌」という奴がいた。「いやいや10万やったらやるでしょ」と性懲りもなく思った。
 またやってしまうのでしょうか。
もうええわ。疲れた。
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by thistimelastyear | 2005-10-08 10:08 | 日本