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暴走タクシー至って安全
(※一部こてこての関西弁により読みにくい箇所があるかもしれません)

世間は盆休み最終日の中,所用で図書館に調べ物にいった。
その帰り,タクシーに乗った。
今日は,眠くて疲れているのもあったから,音楽でも聴きながら車窓からの風景を楽しもうと思っていた。

流れるTeam Doyobiの音の合間に,「…ですねー」という声が挟まった。
運転手のおっちゃんがバックミラー越しにこっちを見ている。
おっちゃんが何かしゃべったのだ。
語尾しか聞こえなかったが,世間話だろうから適当に「そうですねー」と相づちを打った。
すると,油に火がついた。天気がどうのこうのとかいう世間話じゃなかったのだ。
あわてて,ipodのイヤホンを耳からはずす。
お客さんのノリを確認して話をやめたりする人もいるが,この人はそういう人ではない。

ロシアの拿捕事件のことのようだ。
相づちをうつしかないが,どんどん火に油が注がれていく。話はエスカレートしていく。
「戦争するくらい言わなあきませんわな」
おうおう,言うねー。
「しんどいな」と思いながらも,おっちゃんの話は暴走。車はいたって安全運転。
こんどは自分のプロフィールを語り出した。
大学時代は応援団長をしていたらしい。
「自分は先輩に仁・義・礼を教わりました。押忍!」
「先輩になぐられもしましたし,後輩をなぐりもしました。押忍!」
「(男)らしく・(男)くさくと教わってきました。押忍!」
「そう考えたら,最近の日本の若者はあきませんわ。牛みたいに鼻に穴あけて,ねぇ。押忍!」
たまたま通りを自転車で走っていた女の子のTシャツが少し短かくて,下着がかすかに見えているのを捕まえて,
「ほらね。ケツ見せて。あんなん見たら,顔面どついたろか思いますわ。押忍!」
【いやー,あれは本人も気付いてないところやと思うけどなぁ】と思いながら,彼は続ける。
「こないだもね,木屋町走ってたら,牛のわっかをつけたみたいなわっかい男がタクシー乗ろうと車の前に立ちよって止めよったわけですわ」
「そんなんもんね,前に立たれたらわしらも止まるしかしゃーないですやん」
「でもねぇ,わしはドア開けしませんかってん。そんなやつ乗せたあらしませんもん」
「ほならね,向こうが『乗車拒否や!』とか言いよるさかいね,『えーよ,ほんなん陸運局でもどこなと言いにいってくれ』ってゆうたんですわ」
「もしそんな奴をわしが乗せてね,いつ殴ったろうかとか思て,イライラしながら走って事故でもしたらどないしますねん」
本気で言っとる。このおっさん面白い。
タクシー運転手の前職は,現地駐在をやっていたらしい。しかもハワイ。雲行きが怪しい。
「そんなんもんね。仕事なんか昼間で終わるんですわ。その後は毎日ゴルフですわ」
応援団で教わった仁・義・礼はどこにいった。このおっさん面白い。
止まらない。
「いやー,でもね,学生時代はめちゃくちゃでしたわ」
「こうね,先輩と道歩いてたら,向こうから拳法部の幹部が歩いてきよるわけですわ。そしたらね,先輩が『おい,あいつ言わせてこい』って言いよるんですわ」
「『言わせてこい』てねー。そんなもん,拳法部の幹部でっせ。まともに行ったら半殺しにされますやん」
「私考えましてん。そばにね,きったないきったないドブ川が流れてましてん。そいつに向かって思いっきり走っていってね,ガッバッーて抱きついて一緒にどぶ川に飛びこんだんですわ。そんでね,足つかへんから向こうも必死ですわ。そこで,顔を噛んだったんですわ。そしたら,『参った!』ってね」
「後で見たら,ほっぺたの肉だいぶ取れとりましたで」
「まぁ言うても,応援団なんて,番長の集まりですさかいな」

このおっちゃんが若いとき,タクシーの運転手は誰もドアを開けなかったと思う。
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by thistimelastyear | 2006-08-18 15:55 | こばなし