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Travelogue
f0150862_16275567.jpg

このたび、Travelogueと題した写真展を開催する運びとなりました。
ぜひみにきてください。

Travelogue トラベローグ 
写真展
2007.7.20-2007.8.1
木曜休廊 13:00 - 20:00
AD&A GALLERY
space 1F(大阪・肥後橋)


●展示概要
わたしたちひとりひとりに日常があり、そして非日常があります。
わたしにとっての日常は、あなたにとっての非日常であって、
あなたにとっての日常は、わたしにとっての非日常です。
日常から非日常へと移動し、非日常から日常へとまた戻ってくる、
それを旅というのなら、
あなたの日常からだれかの日常へ思いをはせ、
そしてあなたの日常へまた戻ってくる、
そうすることも旅といえるのではないでしょうか。



DMなどができ次第、正式に告知させてもらいます。

なお、展覧会最終日は、京都・愛宕山で、年一回の行事「千日詣り」が行われます。

ホームページも徐々に更新していく予定です
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by thistimelastyear | 2007-05-28 16:16 | 写真
水島
f0150862_16193353.jpg

日曜日に、福井県敦賀にいってきた。
好きな小説、絲山秋子の「海の仙人」の舞台になったところ。
161号線を北上、1時間半くらいで敦賀に着く。
京都から意外と近いんです。

昼頃に着いたので、知る人ぞ知る「ヨーロッパ軒」でソースカツ丼定食を食べる。創業70年、キャッチコピーは「まごころとおいしさは北陸で2番」、福井県でカツ丼というと、ソースカツ丼のことらしい。
敦賀の町には人っ子一人歩いていなかった。店のシャッターも閉まりっぱなしのところが多い。高校生の時に、京都から原付で来たことがあるが、そのときもこんなイメージだった。しかし、この雰囲気もいい。
ヨーロッパ軒へ足を踏み入れたとたん、…
この軒はまた後日。題名のこととはかけはなれた、ネタ的なことになってしまうので。

腹ごしらえをした後、日本三大松原のひとつ、気比の松原へ。風が強かったが、海はとてもきれいだった。海水浴にはまだだいぶ早い。波打ち際では家族連れが遊んでいる。遠くには、原発が見えている。そらにはトンビが飛んでいた。

その後は、敦賀湾の奥にある、岬を目指し車を走らせる。途中、右手に、海に浮かぶ小さな島が見えてきた。まもなく色浜という集落に着いた。
あの島は何を隠そう、小説の中にも出てくる、「水島」だ。
見てしまえば行きたくなる。前にネットで調べているときは、夏の間しか渡し船が出ていないようだった。
誰もいない色浜の漁港で友達3人とぶらぶらしていたら、一輪車を押したおじいちゃんが現れた。
「水島に行きたいんですけど、船はないですよね?」と、船を出しなさいと言わんばかりの口調で訪ねた。
「船はないけんども、ごにょごにょごにょ…」

船を出してくれるらしい。
おじいちゃんは、
「ほな、船だすから、あの桟橋のところにいっといて」と言った。
10分ほど待っていると、漁師仲間のおっちゃんを連れてきた。こちらはまぁまぁ若い。といっても、50歳くらい。
4人で行っていたので、2人2人に分乗する。本当に小さな船だ。大波が来れば転覆しかねない。公園の池に浮かんでそうなボートにエンジンがついている。
いざ、沖に浮かぶ無人島、水島へ。
10分ほど沖へ行くと、水島は目の前だ。海水浴シーズンになると、水島も人でごったがえす。しかし、この時期はまだ掃除もされておらず、漂着物だけがごろごろところがっている。
おっちゃんは言った。
「じゃあ、3時半にまた迎えにくるから。あっちの方が白い砂浜になっとるんだわ」
おっちゃんとおじいちゃんは、ボートに乗って港に戻っていった。




無人島だ。今は4人いる。
いろんな漂着物がある。ポリタンク、サンダル、流木。
あまり見たことのないような植物も生えている。

波打ち際に、死んだ白い鳥がいた。場所は違うが2羽いた。体が半分砂に埋まっている。波が寄せるときには、潮に洗われている。不思議とグロテスクなものは感じない。都会の道路で無惨に死んでいるのではなく、砂に埋もれて死んでいる。文字通り土に帰っていこうとしている。

歩いていると、今度はマグロくらいの大きな魚らしきものが打ち上げられている。しかし、よく見るとくちばしのようなものがある。
イルカだ。イルカが死んで、打ち上げられている。
陸で死ぬイルカ。

海は本当にきれいだった。エメラルドグリーンに輝いている。

少し進むと、大きな骨があった。何の骨だろう。こんな大きさの頭蓋骨を見たのは初めてだった。下あごの骨はない。
動物の骨だ。潮に洗われて、とてもきれいになっている。グロテスクさは全くない。


あと一ヶ月もすれば、海開きが行われて、この水島も人でごったがえす。その人の足下には、たくさんの動物の骨が埋まっているかもしれない。

3時半にまた桟橋に戻ると、遠くからおじいちゃんとおっちゃんがこちらへ向かってボートを走らせてきた。

おっちゃんに、「すごいきれいでした。シーズンオフに水島に来る人っているんですか?」と尋ねたが、エンジンの音にかき消され、おっちゃんの耳には届いていない。友達がかわりに聞いてくれた。
「いやー、いいひんなー。あんたらが初めてやわ」

港についたら、
「夏になったら、また来てな」
とおっちゃんが言ってくれた。腰が90度にまがったおばあちゃんもいた。
「今日は風も強いし、寒かったでしょう。また夏に来てください」と言ってくれた。

もっと奥にある、日本人のみで建設された最初の西洋式灯台らしい、立石岬灯台にいった。小高い山を30分ほど登るとそこにあった。

帰りに、原発の近くも通った。警備が物々しい。警備員がこちらをじろじろ見ている。

夏の終わりにまた来てみたい。
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by thistimelastyear | 2007-05-17 16:18 | 日本