いろんなことやいろんなところ。0sanada0[アットマーク]ジーメール
by thistimelastyear
カテゴリ
全体
モロッコ
ヨルダン
フィリピン
バリ
日本

写真
京都
こばなし
音楽
以前の記事
2012年 11月
2011年 08月
2011年 07月
2010年 05月
2009年 09月
2009年 05月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 11月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 05月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
ブログパーツ
Link
Link

イタリアで料理修行中、tothukoちゃんのブログ
A Tavola! イタリア*ほぼマンジャーレ日記
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
<   2009年 05月 ( 2 )   > この月の画像一覧
メルズーガへ
2008年11月3日

あたりはとっくに日も暮れ、何も見えない。
文字通り、月明かりだけだ。

月明かりに照らされた土壁の家
ところどころにある食堂の明かり
肉屋の明かり

しばらくすると、リッサニの町が近づいてきたのだろうか
明かりの数がだんだんと増えだした
人の数も増えだした

リッサニはそんなに大きな町ではないが、いちおう「町」である。
おおきな城壁のようなものがある。
バスターミナルにバスがすべりこむ。
ここに僕らを待ってくれているベルベル人の彼が待っている。
15時間のバスの旅もやっと終わりだ。

しかし、安心したからか急に疲れがでてきた。
ここでバス移動は終わりだが、ここからタクシー移動なのだ。

バスを降りると、今までほどではないが、「サバク、サバク」「ラクダ、ラクダ」と言う客引きが声をかけてくる
とりあえず無視して、「それらしい人」を探す

すると、少し離れたところから、ぼくらの名前を呼ぶ青年がいた。
あらかじめ、ぼくらの名前を伝えてもらっていたので、こちらの名前を言ってくるまでは
だれにも着いていかないように、とまるで子どものような言いつけがあったのだ。
僕らも彼の名を呼び、お互いを確認しあう。

彼と握手をし、
「疲れただろう」
「こんな遠いとは思ってなかった」
「予定より遅くなって悪かった」
などという会話を交わした。
彼の友人らしきタクシードライバーが、おんぼろメルセデスのタクシーの中で待っていた。

トランクに荷物をいれて、メルズーガへと向かう。
友達の女性だろうか、彼は見知らぬ女性を家までついでに送り届けた。

そのあと、真っ暗な、街灯一つない、月明かりに照らされた道をぶっとばす。
窓を全開にしていたので、風の音がすさまじい。
怒鳴るように話さなければ聞こえない。
スピードメーターは見ていなかったが、おそらく120キロは超えていただろう。

「メルズーガ」という響きはすきだ。
「ズ」と「ガ」という音がそうさせているのだろうか

そらを見上げると、星が数え切れないほど見えた。
思わず。声を上げる

車はスピードを落とし、村に入った。
もうみんな寝静まっているのだろうか。
人っ子一人いない。
明かりも一つもない。
時間は21時を過ぎたくらいだったろうか。

今日はひとまず、メルズーガにある彼の親戚の家に泊めてもらい、明日サハラ砂漠へと出発する。
彼らにとってはとっくに寝ている時間だろうが、親戚のおばちゃんと娘さんはミントティーとタジンを用意してくれた

食べ終わり、寝る場所に案内してもらう。
明かりはろうそく一本だけだ

トイレに行くために懐中電灯を持って、外へ出た
そら一面が星だった
f0150862_23555662.jpg


明日も早い
今日も疲れた
明日はサハラ砂漠へラクダで行く
[PR]
by thistimelastyear | 2009-05-19 23:56 | モロッコ
リッサニへ
2008年11月3日
f0150862_23295870.jpg

エルラシディアにつくころにはもうあたりは真っ暗。

バスターミナルには人があふれかえっているが、あかりも少なく顔があまり見えない。
でも、やはりあいつらは来る。
客引きだ。
「サハラ?」
「俺の車でいこう」
「ラクダ?」
聞き飽きた言葉が飛び交う。もう慣れたもんだ。ちょっとでも隙を見せたらだめ。

とりあえず、ここからまた民営バス(ここまではCTMという公営バスで来た)に乗り継いで、
ガイドの人との合流ポイントリッサニへ。
ここからは3時間くらいらしい。
もう疲れすぎて、テンションがあがってきた。

なんかチケットらしきものを持って、
「リッサニ、リッサニ、リッサニ、リッサニ」
と連呼してるおっちゃんに声をかけて、チケットを買う。
時間になったら戻ってくるからとおっちゃんに言ったら、
「大丈夫だ、おまえらを見といてやるから、バスが来たら俺が教えてやる」
とえらい親切。

まもなく、バス到着。
さすが民営バスだけあって、客を詰め込む詰め込む。
一番後ろの席にすわった。
そしたら、また客引きが乗り込んできた!
「リッサニに着いたら、ホテルまで送っていってやるから、大丈夫だ」
「俺がバスのあとをついていってやるから、降りたらすぐにタクシーに乗れるぞ」
どんだけ暇なんだ。
モロッコの客引きは、悪い奴は少なそうだが、しつこい。
それに、一旦言ったことを翻そうもんなら、ブチぎれる。
断りあぐねていたら、一緒にいた友達が
「next time, Inch Allah」(次の機会に、インシャラー=アッラーが望むのなら)
と適当に言ったら、すぐにひきさがった。

しかし!
座った場所が悪かった。
真後ろの席に、めっちゃしゃべるベルベル人が!
しかも普通の会話ではなく、ベルベル人の歴史の授業が始まった。
最初はまぁまぁ興味深かった。
「ベルベル人は、既婚女性はあごのところに入れ墨で線をいれ、未亡人になれば線をもう一本いれる…、しかしアラブ人たちはそれをいいことに、あごに線のない女性ばかりを連れ去っていったんだ!」
とかなり興奮気味。
一方的に話してくれるのなら、まだましだったのだが、質問形式だった。
「おまえがベルベル人の父親なら、さてどうする?」
ぼーっとしていたので、考えているふりをしていたが、彼はこちらが何らかの答えを出すまで待っている。
僕はとっさに、「レボリューション(=革命)だ」と言った。
すると、
「そんなんムリ!」「ベルベル人には権力もないし、武器もないんだぞ」
と一蹴され、怒られる。
ベルベル人の父親たちは、未婚女性にも入れ墨をいれて、誰が既婚か未婚かわからなくしたらしい。
へーと思った。
何でこんなに詳しいのか、それに英語もうまい。
なんと学校の先生らしい。
しかし、興奮気味にしゃべっているため、唾が飛んでくる。
しかも、真後ろの席のため、僕は首を窓側に向け、席と窓の間から話を聞いている。
首がいたくなる。
首がつりそうになる。
首がもたなくなってきたので、顔を前に向けた。
そしたら、こういう話に興味がないと思ったのか、
「今晩俺の家にとまらないか」と言ってきた。
「どうせ、日本人とか欧米人がやってるホテルに泊まるんだろう」
「そんなもんで、ベルベル人の歴史がわかってたまるか」
など、またもや興奮気味。

こっちはもう10時間以上もバスで移動してるのだ。
いい加減、つらい。
そして、彼には悪いが、寝たふりをした…。
彼はやっとだまった。
しゃべりすぎはよくないよ。

しばらくしたら、彼がバスから降りていった。
窓越しにこちらを向いている彼と目があったで、手を振ったら、振りかえしてくれた。
終わりよければすべてよし。

f0150862_23321122.jpg

リッサニまであと1時間くらいだろう。
眠い。少し寝ることにしよう。
[PR]
by thistimelastyear | 2009-05-19 23:32 | モロッコ